競輪トップ選手が茨城県知事選へ出馬…アテネ銀・長塚智広

五輪メダリストから県政のトップへ―。2004年アテネ五輪自転車競技・チームスプリントで、日本初の銀メダルに輝いた競輪選手の長塚智広(30)=茨城=が、8月に行われる茨城県知事選への出馬を検討していることが19日、分かった。民主党からオファーを受けていることを明かした長塚だが、立候補の場合はどの政党からも公認は受けず、“県民党”として選挙戦に臨むと見られている。

 まだ検討の段階ですが、これはびっくりです。引退してから市・町議会議員になる例はありましたけど(これとか)、現役選手が県知事選挙に立候補というのは前代未聞ではないでしょうか。そういえば県知事の被選挙権は30歳からなので、衆院選ではなく県知事選ということを考えると前々から狙っていたのかもしれませんね。

 自民党逆風の中の保守分裂選挙です。現知事への多選批判もありましょう。公認は受けずとも民主党番手推薦が得られれば当選の可能性は十分でしょう。現在独自候補を立てていない民主党の動向はこちらの記事に詳しいです(参照)。

 競輪選手に兼職禁止規定はないんでしたっけ?現役選手のまま立候補はできるんでしょうけど当選したらどうしましょう。日競選の理事長に準じて走らなくても現役を続けられるようにして欲しいもんですが、本人の意向もありましょうしね。

 競輪に関することといえば、もし当選すれば、取手競輪の施行者は茨城県ですから、なんと選手出身者が施行者の長になるという画期的事態。取手競輪の今後のあり方にも影響がありましょう。そういう観点からは長塚に競輪場経営をやらせてみたいという気もします。