公営ギャンブル不振-福井

「車券の購入単価と入場者数が、いずれも減少傾向にある」。福井競輪場福井市明里町)を運営する福井市の担当者は表情を曇らせた。2008年度の車券売上高は、前年度比18・6%増の約153億8000万円だったが、当初見通しの160億円を下回った。

 最大の誤算は、多額の売り上げを期待していた「ふるさとダービー」(08年8月23〜26日)が、見込みを下回ったこと。同競輪場での開催は4年ぶりだったが、115億〜120億円と予想していた車券売上高は、約104億円にとどまった。

 市公営競技事務所は、低迷の理由を「不況やファン層の固定化などが原因」と分析する。現在のファン層の中心は60歳前後。新たな顧客を開拓するため、場内でプロレスなどのイベントを開いているが、売り上げ増の効果は限定的という。

 結局不況ですよね。相変わらずルールや事故のせいにしたがる人はいてますけど。今は辛抱の冬ですが、なおかつ新しい芽を準備する時期でもあります。交付金制度を減額も含めて大幅に見直して自転車関連の補助に注力し、不況でも*1伸びている自転車文化と競輪を接合させることが中長期的に競輪が生き残る道だと思います。
 

*1:だからこそかもしれませんが