昨日は自転車イベント花盛りでした。

 まずは珍しいイベントから。

小学生が自転車でたすきをつなぎ、東京―箱根間を走る「小学生箱根サイクル駅伝」が29日に行われた。18区間計約122キロの道のりを、約9時間かけて走り抜いた。

 環境に優しい自転車の利用促進と、交通ルールを順守した安全な乗り方を呼び掛けようと、日本自転車普及協会や県競輪組合が主催し、神奈川新聞社が共催した。
“自転車版”箱根駅伝! たすきつなぎ122キロ走破/神奈川の児童ら

 これは神奈川県競輪組合あり方検討委員会の議事録(参照)にも載っていたイベントですね。伴走者がいるとはいえなかなか大変なイベントではあります。この中から未来の競輪選手が出るといいなあ。


 平塚競輪場では

環境にやさしい自転車社会づくりをアピールする体験型イベント「家族そろってチャリンピック」が29日、平塚競輪場平塚市久領堤)で開かれた。競輪場のバンクを実際に使った競技やBMX(競技用小型自転車)の試乗などが行われ、参加した親子らは寒空に負けず風を切って疾走した。平塚市小田原市、日本自転車普及協会などの主催。
親子で自転車楽しもう 初の「チャリンピック」/平塚競輪場


 同じ神奈川県の川崎でも

 自転車競技などを楽しむ「サイクルスポーツフェスタin川崎」(川崎市、日本自転車普及協会主催)が二十九日、川崎市川崎区の川崎競輪場で初めて開かれ、市内外から訪れた自転車愛好家や家族連れが楽しんだ。

 競輪だけではなくさまざまなトラック種目やモトクロス、ロードレースなど多岐にわたる自転車競技の魅力を知ってもらおうと開催。
“自転車”楽しむ一日 サイクルスポーツフェスタin川崎


 最近市民イベントに熱心な向日町

自転車の環境への利点をPRする「エコサイクルフェスティバルin向日町」が29日、向日市寺戸町の京都向日町競輪場であった。競輪選手が指導する自転車教室や環境団体による展示などがあり、家族連れなどでにぎわった。

 府と日本自転車普及協会(東京)が共催した。老若男女を問わず気軽に利用でき、環境にもやさしい乗り物として自転車の良さをあらためて見直してもらい、一層の普及を図ろうと初めて開いた。
環境にやさしい自転車の良さ再発見 向日でフェス 競輪選手が子ら指導


 松山でも

自転車競技の楽しさを普及させようと「サイクルフェスタin瀬戸風バンク」(松山市など主催)が29日、松山市市坪西町の松山競輪場で開催された。

 同競輪場には午前8時ごろから、バンクを走ろうと多くのサイクリストが集結。3人1組で走り2番目にゴールした選手のタイムを競う「チームタイムトライアルレース」には21チームが、1対1で対決するトーナメント戦「個人追い抜きレース」には16人が参加した。
サイクルフェスタ:軽快にバンク疾走 サイクリスト楽しむ−−松山競輪場 /愛媛


 多くの記事に自転車普及協会の名前があります。さきほどリンクを貼りました議事録にありますが、これ、競輪場ごとに予算が割り当てられた補助事業なんですよね。あと、こういう「活性化のために行う取組み」を行うと交付金が一部還付されるという特例が平成23年までありますからね。

 そんなわけで全国の競輪場はさまざまなイベントを行っているわけですが、この日に集中したのはなぜなんでしょう。還付制度の申請期限の関係なんでしょうか。あるいは補助事業の予算を11月までに使わないといけないという決まりでもあったんでしょうか。まあ12月になると冬の色が濃くなって、自転車っていうノリではなくなりますけど。よく分かりませんが、神奈川県で多くのイベントがバッティングしているのはもったいないですよね。還付金だけが目的になって、本来、競輪事業を活性化するためのイベントが形骸化しているのではないかと危惧したくもなります。