史上初ミッドナイト競輪来夏にも試験開催

史上初のミッドナイト競輪が、来年夏にも開催されることが2日明らかになった。午後9時以降の深夜時間帯に無観客で行われ、車券はすべてインターネット、電話投票のみで発売される。開催場は天候に左右されず、近隣への影響のない前橋(前橋市)、小倉(北九州市)の両ドーム。施行者側も、場内発売や警備などの人件費を含めた開催総経費を大幅に圧縮できるなどメリットがある。売り上げ低迷が続く中、現実的な試みとして注目される。

(太字は引用者)

 是非記事全文を読んでいただきたいのですが、記者さんの期待のほどが分かるアツい記事になってます。「現実的な」試みというところに女子競輪を揶揄する響きを感じてしまいますね。

 かくいうわたしも、ちょっと複雑ながら*1これには大賛成です。なんせコストが掛かりませんしね。それに普通のサラリーマンの方はちょっと残業すれば既存のナイター競輪には間に合いませんが、これにはたいてい間に合いますよね。ネットでリアルタイムで打てるばくちとしてもこの時間帯には競争相手は皆無。圧縮したコストを広報に回せば新規客獲得にも一役買えるかもしれません。

 実はこのミッドナイト競輪、2年近く前にJKAの理事さんが言及しています(参照)。再び引用しますと、

競輪もインパクトのあるものに変えないといけないことは分かっている。それでは、そのためにはどうすればいいか。

 「深夜競輪があってもいい。ミッドナイト競輪が。今のインターネットの時代、選択肢のひとつ」だという。

競輪取材ノート「日自振 倉升理事に聞く(上)」

 この倉升理事は日自振生え抜きの方です。英断に拍手を送りたいと思います。

*1:わたし23時には寝ちゃう人なので