一宮競輪場 観覧席を一部閉鎖 市、入場者や収入減で検討

場内には、メーンスタンドに778席、バックスタンドに835席の特別観覧席(有料)があるが、3日の市議会一般質問で、森輝義経済部長は「メーンスタンドだけで収容が可能で、経費削減のため、バックスタンドの閉鎖を検討している」と述べた。

 バックスタンドは、大きなレースを誘致するため1997年度に約37億円をかけて建設されたが、年間約3800万円の維持費がかかっている。

 「大きなレース」というのは98年のオールスターですね。このとき初めて一宮競輪場に行ったのですが、立派なスタンドだなあと感嘆した記憶があります。しかも当時は人がいっぱい入っていました。

 しかし今となってはオーバースペックかもしれませんね。築10年ちょっとのきれいなスタンドを勿体無いという気もしないでもないですが、3800万の維持費を考えると、サンクコストと割り切ることも必要なのかもしれません。ただし廃墟化させてしまっては寂れた雰囲気を増大させますので、その辺りの工夫はお願いしたいところです。

 なお記事本文中にある「競輪あり方検討委員会」の議事録はこちらから読めます(参照)。