名誉競輪客友川カズキさんのドキュメンタリー映画が来年公開されます。

 秋田なまりで絶叫するように歌うシンガー・ソングライター友川カズキさん(59)を追ったドキュメンタリー映画「花々の過失」が完成し、記念ライブが12日、吉祥寺で開かれる。作品は先月、デンマークコペンハーゲン・ドキュメンタリー国際映画祭で「音と映像賞」を獲得し、日本では来年、公開が予定されている。

 映画には、友川さん本人をはじめ家族、マネジャー、友人らが登場する。東京や大阪のライブで歌ったり、川崎の自宅で絵を描いたり、大好きな競輪を観戦したりという日常の生活を追いながら、「友川カズキ」という表現者像を浮き上がらせている。
表現者像、記録映画に

 以前紹介しましたときはDVDになるというお話でしたが(参照)、劇場公開されるというのは喜ばしいですね。競輪観戦の模様がフランス人監督によってどのように撮られているかも気になります。是非ともヒットして、友川カズキという稀有な存在とともに競輪も世に知らしめて欲しいと思います。

 いつのまにかバイリンガルな立派な友川さん公式サイトも出来てまして、ヴィンセント・ムーンが撮ったと思われるライブ映像やドキュメンタリーの一部も観ることができます。ブログやTwitterは友川さんには似合わないような気がしますが、競輪予想コーナーがあったらいいのに。
http://kazukitomokawa.com/j/


 友川さんといえば、そのものズバリ「花月園」という曲があります。『エリセの目』というCDに入っています。

エリセの目

エリセの目

 滝澤正光讃歌「夢のラップもういっちょう」や吉岡稔真の西武園ダービー制覇の叙事詩「空と手をつないだ男」のような競輪の直接的な描写などはないのですが、競輪客の哀愁やダンディズムがにじみ出る佳曲です。川崎と並ぶ友川さんのホームだった花月園最後の日にはこの曲を流して欲しいなあ。