ドーム型屋内競技場建設へ 国内初板張り自転車走路

名称は「伊豆ベロドローム」(仮称)で、現在駐車場に使われている敷地に建設する。鉄筋コンクリート製(一部鉄骨)地上3階、地下1階で、高さ約27メートル、横119メートル、幅93メートルの楕円(だえん)形になる。

 観客席は常設1800、仮設1200の最大3000席を整備。約30億円をかけ、5月に着工して来年9月の完成を目指す。

 国内初の板張り屋内バンクは今までKEIRIN.JPのアンケートなどでほのめかされてましたけど、とうとう本決まりですね。

 世の中には「日本のトラック競技が世界で通用しないのは競輪のせいだからUCIルールを導入しろ。世界で勝てれば競輪人気も復活する」と無茶なことをおっしゃる方もいてますが、なんで瀕死の競輪がそんなリスクを背負わないといかんのでしょうか。ルールうんぬんより日本に世界基準のバンクがないほうがトラック競技強化の妨げになっているのは普通に考えれば分かるでしょう。さらに言えばオリンピックでそれなりの結果を出しても残念ながら競輪の売上に影響がないのは過去の例からも明らかです。最近は世界選がどうとか言ってますけど、マイナー種目である自転車トラック競技のオリンピックにおける成績が世間で評価されないのにさらに注目を集めることのない世界選が評価される訳ないではないですか。苦し紛れと言わざるをえません。

 30億は大金ですが、文部科学省ナショナルトレーニングセンターに指定されたのであれば競輪の銭以外からも銭をいただけるのでしょう、きっと。これでトラック競技が強くなって世界で通用すればいいと単純に思いますよ。競輪選手の中には世界志向の選手もいてますし、3千何百人もいるんですからいろんな選手がいて結構。それでオリンピックで金メダルを連発し、競輪人気に火がつくようなことがあればわたしは喜んでB先生*1の慧眼に頭を下げますよ。ええ。

*1:最近お姿を拝見できません。サテ阪でお会い出来るのを密かに楽しみにしていたのですが。