青森競輪場口座3140万円不足

青森市は21日、競輪場の払戻金に関する管理口座などについて、売り上げ精算業務の集計誤りなどのため3140万円の資金不足が生じていることを同日開かれた市議会総務企画常任委員協議会に報告、ずさんな管理体制があったとして謝罪した。的中車券の払戻金を支払ったのに、60日の時効が過ぎたと誤り市の収入として扱った事務処理のミスなど複数の原因があったという。市は横領などの不正はなかったとの見方を示しているが、不足分のうち、約670万円の不足分の原因は特定できていない。

 まだ推移を見守る必要がありそうですが、この辺の事務処理は市の職員が行っているんでしょうから、経費節減のための人員削減があったのならどこかに無理が生じていたのかもしれません。あるいは業務受託企業との連携ミスとか。いずれにしても、競輪にかけられる人的リソースは年々減っていますから、よほどうまいことやらない限り、こういったミスは今後も起きるのでしょう。

1/22追記

 詳報でました。

市によると、専用口座では競輪場が市直営だった06年度末までに1874万5420円、払い戻しなどの業務が「日本トーター」(本社東京都)に委託された07〜08年度で1266万2682円と、計3140万8102円の不足が生じた。
青森競輪場、口座に3140万円の不足 払い戻しなど誤精算

 事務手続きを複雑なままで運営していたツケが出たというところでしょうか。上にも書きましたが、人的リソースをそんなに割けない以上、システムの簡略化は早めに済ましておく必要がありますよね。