サテライト阪神に日本の原風景を見たよ。


 土曜日は友人の結婚式で大阪へ。朝の3時半まで飲んで仮眠後日曜は2度目のサテライト阪神訪問ですよ。今回は打ったり哲ちゃんとお話する他にも2つ目的がありました。

 まずひとつはサテライト阪神周辺の散策です。ネブトさんに下見をしてもらっていたのですが、思っていた以上の素晴らしい光景を目にすることができました。ネブトさん、ありがとうございます。

 小規模ですが棚田ですよ棚田。サテ阪から歩いて10分もしないところにこんな風景があるんです。棚田から砂利道を挟んで向かい側には、たぶん昔の人が苦労して山を削って開墾したと思われる、小山の稜線にそった三日月型の田んぼも。昔の百姓の苦労が偲ばれます。しかしちゃんと収穫後の荒起こしが丁寧に行われており、たぶん水はけの悪い土質なんでしょう、排水対策もきちんとされていて、今でもちゃんと守られているんですよね。なんだか心が洗われると同時にうれしくなりました。

 わたしのご先祖様は江戸時代の末期に農村博徒の親分さんだったそうなんです。田んぼをやりながら相撲の興行を打ったり夜は賭場を開帳したり。そういった血筋がなんだか騒ぎました。ちなみにご先祖様は結局博打で没落したのですが、わたしもサテ阪2回目にしていまだに払い戻しを受けることができていません…。

 サテ阪場内の名物といえば哲ちゃんこと斎藤哲也さんですよ。この日も硬軟とりまぜた面白く勉強になる話をいっぱいしていただけました。お昼時間にはkazuoさんとも合流し、師匠、哲ちゃんと競輪振興会議です。女子競輪やミッドナイト競輪の要否など。これだけ競輪のことを真剣に考えていらっしゃる方が、観音寺が作ったサテライトを支えて下さっていることに観音寺客として感謝です。ミッドナイト競輪に関しては費用対効果の観点からたまにならアリと考えていたのですが、元選手の立場から選手目線のご意見をいただきました。そりゃ、選手にしたら無観客は張り合いがないですよね。そこでネットを活用して、例えばハッシュタグを設定して選手控室なり大型モニターなりにTwitterのTLを流すとか、うまく選手のモチベーションを観客のいる競輪場に近づけることができないかなど考えるきっかけになりました。

 サテ阪終了後は、ネブトさん、師匠とで三田の居酒屋に移動し、もうひとつの目的である賭け式についての競輪討論会です。賭け式全般についての有意義な議論ができたと思います。三連単については廃止論と容認論が対立。単勝式については概ね導入で合意。重勝式については場間キャリーオーバー解禁による12億円出しの効果についてプレゼンしましたが、師匠からはそれで普段の競輪にどれだけ波及効果が及ぶかを疑問視する意見があり今後も考えを詰めていく必要を感じました。ネブトさんから言われて気づいたことなのですが、今まで個人的には意味不明だったチャリロト競輪は、12億放出後の普通の競輪投票への導線として意味があるんですね。先行投資としては用意しておくにしくはないです。

 帰りの電車の都合でわたしは途中で抜けたのですが、2時間があっという間でした。またどこかでやりたいですね。

 お付き合い下さった、哲ちゃん、kazuoさん、ネブトさん、師匠、ありがとうございました。

 観音寺の施行が今年度いっぱいということで最後のサテ阪訪問になるかなと考えていたのですが、いまだ果たせていない払い戻しを受けるためにも、あの棚田の四季を眺めるためにも、また行きたくなりました。4月からの岸和田の施行者さんにも頑張って続けていただきたいと思います。