岸和田競輪場にBMXレースコース年内にも建設

岸和田競輪場を施行する岸和田市は17日、市議会に新規事業を告示。バックスタンドを撤去した約120×30メートルのスペースにBMXレースのコースを建設することにした。ショップなどを備えたクラブハウスも建てる。3月議会での議決を経て、年内にも工事を完了。来年にはアマチュア大会、さらにトラックとBMXの全プロ選手権開催を目指す。

 実は先月友人の結婚式で大阪に行ったとき、同席していた岸和田市役所の職員さんに「競輪の部署がBMXコースを作るって張り切ってる」という話を聞いてたんですよ。そのときはふーんくらいの感想だったのですが…。

 岸和田競輪場は車券発売をホームスタンド中心にして効率アップを図るとともに、BMXファンを呼び込むという一石二鳥を狙う。さらにクラブハウスでは現役、OBの競輪選手がアドバイスをするショップ、自転車ファンの集うカフェなどを設置。「自転車をテーマにした情報発信拠点に」(吉野博・岸和田競輪場所長)と、単なる競輪場からの脱皮を目指す考えのようだ。

 クラブハウスやカフェを併設する本格的なもののようです。手前味噌で恐縮ですが昨年秋に京王閣にこういう施設を作ればいいのにという記事を書いたことがあります(参照)。多摩サイのそばの京王閣がその適地だと考えたからですが、大阪南部もシマノの本社があったり、ツアーオブジャパンのコースになるなど自転車の盛んな土地です。

 以前の記事のコメント欄では賛否両論でしたけど、岸和田の取り組みをわたしは断固支持しますよ。岸和田に対しては、サテライト阪神開設に関わる騒動で複雑な感情をいだいていたのですが、過去のわだかまりは捨てて熱烈応援します。