花月園競輪場:跡地、県は活用策持たず 横浜市に意向を照会 /神奈川 

同競輪場は、バンクやスタンドなど施設部分は運営会社「花月園観光」が所有するが、敷地の大半が県有地で、競輪開催のために貸し付けている。同社は契約が終われば、原状回復をして県に返還しなければならない。

 県有地の有効活用の原則を示した県の通知は(1)県自らの活用(2)地元市町村などから公的・公共的な活用の希望があれば優先譲渡(3)これらが見込まれない場合、民間事業者による活用−−の順に検討すると定める。県は庁内では活用策がなく、横浜市の意向を照会している。市の回答を受け、跡地の一体的な活用策を探る。

 市民団体が公共施設への転用を求めているのは以前お伝えした通りですが(参照)、県はまだまだ使途を明確に定めきれていないようです。公的施設による活用が優先的に検討されているようですが、施設所有者の花月園観光も土地の払い下げを提案しています。競輪開催はできなくてもバンクは残して市民に開放しつつ、他の機関と連携して岸和田が計画しているような(参照)自転車情報発信基地にできないものでしょうか。場所柄ちょっとオサレな感じで、できればミニサテライトなんかも併設して。いつかまた競輪の火が灯るとも限らないわけですし。