鎌倉市に1億円支払い命じる=競輪事業撤退、平塚市が請求−横浜地裁
神奈川県平塚市運営の競輪場を賃借して競輪を開催していた同県鎌倉市が撤退に伴う補償金を支払わなかったとして、平塚市が補償金2億円の支払いを鎌倉市に求めた訴訟の判決で、横浜地裁(中山顕裕裁判長)は14日、同市に約1億円の支払いを命じた。
これ、自治体が自治体を訴えた珍しい裁判ということで広く配信記事となっています。判決に先立ち、裁判所からは和解案が示されていました(参照)。それを鎌倉市が蹴り(参照)、今回の判決に至ったわけですが、鎌倉市にとってみれば訴訟費用などを勘案すると、先の鎌倉市にも配慮を示した和解案を受け入れておけばよかったんじゃないかと思います。控訴するかどうかは分かりませんが、10年近く争って、議論はもう尽くされていることでしょう。