兄弟で「賞金王」に意欲 向日町競輪場本拠選手

兄の義弘は20代からトップ選手だったが、故障などで30代初めは振るわなかった。だが、昨年から上り調子になると、兄の背中を追い続けてきた弟も台頭。義弘は「僕の復調と博幸が強くなった時期が重なった。神様に選ばれた兄弟なのかな」とおどけてみせた。

 京都向日町競輪場が存廃問題に揺れる中、2人は自転車を身近に感じてもらおうと、同競輪場で開かれている子ども向けの自転車教室で指導もしている。「勝負だけがプロではない。夢を与えられる存在になりたい」。勝負師の顔が、ぐっと柔らかくなった。

 向日町競輪場に関連してこういう記事が載るのはうれしいですね。村上兄弟の活躍や山岸選手、久米選手を中心とした自転車啓発活動、それに競輪ファン有志によるKeirin Fixationの活動などによってもし向日町競輪場が廃止を免れれば、これはもう映画化すべきいいお話ですよ。

 宮杯で勢いがストップしてしまったようにも見える村上兄弟ですが、記事になったことでもういっちょう気合いを入れなおして、後半戦も旋風を期待しています。