競輪事業存続国に陳情

陳情書では、売上金から経済産業省所管の公益法人「JKA」などの各種団体に一定の金額を納付しなければならない仕組みを変え、内部留保金を活用した救済措置も取るなどして、競輪事業者の財政負担を軽減するよう求めている。

 びわこ競輪問題に新たな動きがありました。 

 交付金制度改革につきましてはJKA事業仕分けの際に明言されました(参照)。ほんと早いとこ実現させて欲しいですね。

 JKAが200億超の内部留保を有していることが発覚したときにはこの銭で花月園が救えたのにという声が競輪ファンから多く上がりましたが、この銭がびわこを救うことになるのでしょうか。花月園もそうですが、びわこも慢性的な赤字は場外発売日の少なさと賃借料という構造的要因が大きく、累積赤字を解消したところで問題の解決には至りません。交付金制度を施行者に赤字の出ないものに大幅に改革する代わりに、大幅な目減りが予想される交付金の穴埋めにこの内部留保を置いておくというのが落しどころだと思いますけど。ほんとうに必要なところに補助が行かなくても困りますからね。

 ところでこの陳情を行った市民ネット21という会派は5月に小倉競輪を視察したそうで、その際のレポートがサイトにまとめられています(参照)。ちゃんと競輪場問題にしっかり取り組んでいる様子が伺えます。これからもその動きに注目していきたいですね。