観音寺競輪の累積収支黒字/事業効率化、5年ぶり

同事業の単年度収支は、05年度が約4億6千万円、06年度が1億7800万円の赤字。累積赤字はこの時点で、約6億2千万円と事業継続が危うい状況になっていた。

 このため市は、07年度から▽開催日数を年間37日に短縮▽JKA(旧日本自転車振興会)への交付金の一部延納―などを柱とする収支改善計画を提出。国の承認を受けて収支改善に努めてきた。

 この結果、09年度は単年度収支が1億4千万円の黒字を計上、08年度末までの累積赤字(約8500万円)を差し引いても約5500万円の黒字となった。市は今後も場外車券販売の充実や諸経費削減など、事業の効率化を図りたい考え。

 観音寺が借金を完済しました。ばんざーい!6億2000万円の赤字を3年で解消したわけですが、09年度の黒字は1億4000万円。ふるダビを開催した07年度は2億9000万円の黒字でした(参照)。ということは08年度の黒字額は1億9000万円だったわけですね。やはり売上げ減で黒字幅は減っています。特例期間のあと2年でなるべく多くの黒字を積み上げなければなりません。猶予されている交付金は後で返済しなければなりませんし。高松・観音寺は全国的にみてもっともウェブサイトが貧弱ですが、その辺りからでも攻めに転じてほしいものです。

JKAに納付が義務づけられている市の交付金延納額は08年度と09年度分が約5億円。市は事業仕分けでのJKA交付金改革で、より収支改善が図れると期待している。

 交付金改革はイマイチ不透明な様相になっていますけど、民主党の議員さんのツイートでこんなのを拾いました(参照)。2%では少し頼りないですね。地方公共団体金融機構への納付金は無くしてもらえないでしょうか。