岐阜市の競輪事業で架空工事 6件580万円分

 見出しからは一瞬、横領ないし背任事件かと思いましたがそういうことではないようです。

同市では50万円以下であれば競争入札ではなく、担当課で個別に随意契約を結べる。市の規約に従って正規の競争入札などを行うと工事完了まで4〜5カ月かかるが、架空の随意契約にすると手続きが早く済み、1カ月以内に工事が完了するという。同課によると、早期完成が必要な工事などでこの手法が取られていた。同課の臼井知明課長は「競輪事業の活性化のため誤った手続きをしてしまった」などと説明している。

 お役所ゆえのシステムと、企業的な現場である競輪場経営との齟齬が現れた形です。機動的な競輪場運営をしようとしたがゆえの不祥事と言えましょうが、不祥事とも言いたくないですね。全面的に業務委託などをすればこういうトリックを行わずとも済むのでしょうが。