これからの「競輪」の話をしよう。

 ツイッターでね、とある競輪関係者が意味なく競輪のことをケイリンケイリンと表記しててなんだかその無神経さに呆れてるんですよ。業界では有能な経営者で通ってるらしいですけどね。ぶっちゃけ立地だk。ちゃんと競輪は競輪って書きましょうね。競輪とケイリンは別物なんですから。

 そんなことはどうでもいいんですけど、大晦日にちょっと面白い話を聞きました。ソースは元競艇施行者さまから直接口頭で。なんでもミッドナイト競輪にナイター競艇施行者は戦々恐々としているとか。なんでか。ナイター競艇は複数場開催が当たり前ですが、最終レースの遅いほうが売上げが売上げがよいことが明らかなんですって。他の条件は同じでも最終レース1レースで1000万円売上げが変わってくるらしいんですよ。

 それくらい、最終レースの誘引力は強いんですよね。一発逆転を狙うための資金がジャブジャブと入ってくるわけです。その資金がナイターの最終レースの数十分後から行われるミッドナイトに流れてしまうのでは、と恐れているんだそうですよ。ミッドナイトがあるからナイター最終で一発逆転を狙う必要はないというわけです。しかも競艇は屋外でエンジン音をブンブン鳴らす競技である以上、対抗策を採れません。

 まあこれは競艇ネット客がどれだけ競輪ネット客とかぶっているかに大きく依存しますから、競艇施行者の杞憂に終わる可能性もありますが、珍しく競輪が競艇を出し抜いたという点でちょっといい気分ではありました。ミッドナイト競輪もまんざらではないじゃないかと。

 他には来年の女子競輪開始に向けて女子競輪選手の育成も始まります。昨年の12月中に発表されるはずだった女子競輪の愛称がまだ明らかにならないことや、石井寛子前田佳代乃といったガールズで人気を集めた選手が参加しないなど大丈夫かと思うところもありますが、やるからには我々既存のファンから火をつけて行きたいと思いますよ。

 前にも書いたと思いますけど、女子競輪はアイドルで言うオーディションである学校の入学試験からみっちり映像を残してどんどん公開していくべきだと考えます。今年のダービー以降3年間くらいは、特別競輪中継の前座の芸能人サイクリングみたいなのはやめて全部女子の情報に切り替えましょう。あと、ニコ生やUST、YouTubeといったメディアも最大限に利用しましょう。女子競輪の持つマイナーアイドル性を考えると、そういったメディアとの親和性が高いはずです。

 あとは京都向日町競輪場の存廃問題です。これはまだ廃止で本決まりではありませんからね。村上博幸がグランプリを制したことで京都勢の勢いはまだまだ旺盛です。正月から長塚を破って佐野梅一がF1を優勝するなんて誰が思いますか。わたしも向日町は近畿在住時にはよく行った大好きな競輪場です。署名と投票のために今度の記念には現地参加したいと思っています。諦めたら終わりです。そりゃダメかもしれません。でもやるんだよ。