下校パトロールに感謝 城里町立小松小児童 「ありがとう」と手作りメダル

 

児童数の減少から本年度いっぱいで閉校となる城里町上入野の町立小松小学校(加倉井俊雄校長)で四日、長年ボランティアで、児童の下校パトロールをしてきた同校近くの競輪場外車券売り場「サテライト水戸」の警備員をねぎらう「感謝の会」が開かれた。 (近藤統義)
 きっかけは、栃木県今市市(現日光市)で二〇〇五年、下校途中の女子児童が何者かに連れ去られ、常陸大宮市の山林で遺体で見つかった事件だった。
 同校周辺も山林が多く、下校途中、児童が一人になるケースがあった。そこで、翌年六月から毎日、交代で制服姿の二人が下校パトロールを始めた。通学路を車両で巡回したり、不審者の出没情報がある地域では児童に歩いて付き添ったりした。

 ばくち場の警備員が近くの学校の下校パトロールをするというのは、ばくち場側からは営業のための地元対策、学校側からは当然してもらわないと困ることということになりがちかと思います。このような感謝の会が開かれたのは、そのような義務的な警備にとどまらない、子供や保護者との温かい交流があったからでしょう。素晴らしいことだと思います。サテライト水戸は一時は廃止騒動などもありましたが、さすが全国有数のサテライトですね。また、このような会をちゃんと報道してくれた東京新聞にも賛辞を送りたいと思います。