「競輪」2年連続赤字 開設以来初めて/高松市

高松市の本年度の競輪事業が、約3億円の赤字となる見通しとなった。2009年度も約2億3千万円の赤字で、1950年の開設以来、初めて2年連続の単年度赤字となる。8日の3月議会で、山崎数則氏(市民フォーラム21)の代表質問に大西秀人高松市長が答えた。

 高松は昨年1月から半年ほどかけて大規模な走路改修を行っていました。観音寺なんかもそうですが、海沿いの地盤の弱いところに立地する競輪場はバンクが傷みやすいんですよね。そういったコスト構造を抱えています。

 それにしても今年度の赤字見込み3億円は痛いですね。記念の売上は71億。昨年度が73億でしたから健闘している部類だと思うのですが、普通開催の落ち込みが激しいんでしょう。そういえば場内で手打ちうどんを食べさせてくれる食堂も昨年末に閉店してしまいました。

 3コーナー下売り場の完全閉鎖、4コーナー売り場の自動化など、経費を削減している様子はよく分かります。が、基金のあるうちに攻めの施策もひとつお願いしたいところです。