4月以降の開催、各施行者に判断に

関係者によると「新年度になる4月1日を初日とする開催(京王閣、平塚など)からか、7日からの共同通信社杯春一番(武雄)から再開するのではないか」という。ただ、被災地への救援物資の経由地となっているいわき平競輪場が当面の間、開催中止を決めているように、被災者を受け入れている千葉競輪場(4月開催中止)、取手競輪場は今後の状況を見据えて開催判断を先送りすることになりそうだ。

 千葉競輪は31人、取手競輪は79人の被災者を受け入れているそうです(参照)。取手は施設にもダメージを受けていますので当分開催はしないのではないでしょうか。

 無事な西日本に目を転じますが、まずは社杯がありますよね。しかし関東の売上げがないと単独赤字にもなりかねません(参照)。記念も同様でしょう。かといってヒラ開催はずいぶん前から赤字体質です。施行者の本音はしばらくは開催をやりたくないといったところではないでしょうか。ヒラの開催日数が大幅に減れば、記念・特別の売上が復興途上のために減少しても収支はなんとか格好がつくかもしれません。

 あるいは関係団体の足並みをそろえて、一日一場のみの持ち回り開催で賞金額も減らした復興競輪を行えば競輪場の雇用やある程度の選手の収入にも資するかもしれません。ですがそれを実現できる業界なら…。