競輪選手に「赤切符」前輪ブレーキ付けず公道で練習

同署によると、自転車は男性が組み立てたもので、男性は「後輪ブレーキは取り付けが楽だったが、前輪ブレーキは難しいので付けなかった」と話しているという。同署は男性の氏名や所属を明らかにしていない。

 サイクリストの模範となるべきプロの競輪選手が前輪ブレーキを付けていなかったというだけでも情けない話なのに、装着が難しいとはなんたることでしょうか。競輪選手が破廉恥な罪で捕まっても交番のガラス割っても、3000人もいればそういう人もおるわなあと思いますけど、職業倫理やプロとしてのプライドに関わることで警察の厄介となるのは本当に悲しいことです。

 あえて犯人探しをしてみました。宮崎県登録選手で39歳は2人います。1人は3日は競走に出ていました。競走に出ていなかったほうの名前を見て、もっと悲しくなりました。

 ノーブレーキピストや大井埠頭の無法ロード(参照)が問題視され、競技用自転車の公道走行に対する風当たりが強くなっています。そんな中、こういう事件が起きるのは、競輪客としてもロード乗りとしても、何度でも書きますが、悲しくて情けなくて…。競輪選手にとっても、練習環境を窮屈にして自らの首を締める行為と言えます。選手会はこの選手だけでなく全選手に厳重に注意し、もう二度とこのような情けないことにならないように、選手の自覚を促してほしいものです。練習は仕事ですよ。プライドを持ってやってくださいよ。