競輪本場開催の撤退決議案/観音寺市議会が可決

決議案は、競輪事業の収支改善計画(5カ年)が11年度で終了するものの、経営収支は依然厳しい状況にあり、事業の継続には相応の投資が不可欠な点などを勘案、12年度からの本場開催の撤退を求めた。また本場開催の撤退に伴っては、競輪場を専用場外車券場として機能維持を図るなど施設の有効活用も求めている。

 というわけでございますけれども、これまだ本決まりではないですよね。最終判断するのは市長ですからね。わたしの地元だからといって決して強がってるんじゃないですよ。行政手続のお話ですから。

 さて、その市長の意向はどうでしょう。去年の観音寺記念、最後の市長あいさつで「歯を食いしばって頑張る所存」とおっしゃっていました。今年6月の議会でも中央の改革を前提とした上で存続に前向きな答弁を行っています(参照)。以上より、市長は我慢してくれるものと考えます。

 問題なのは肝心の中央の改革案がまだまとまってこないことですよね。9月頃を目処に取りまとめられるということでしたが、いったいどうなっているのでしょうか。抜本的でかつ前向きな改革に仕上げるために時間をとっているのであればいいのですが…。

16時追記

 毎日新聞の記事に市長のコメントが出ていました(参照)。

白川晴司市長は「(本場)開催をすればするほど赤字の状況。議決を真摯(しんし)に受け止め、場外車券売り場専用にするなど、本場撤退後の競輪場の活用方法も検討していきたい」と話した。

 市長ェ…。せめてバンクを残して臥薪嘗胆を。