競輪の年間売上額、3割減 函館

昨年度は、サマーナイトフェスティバル(2日間)と、国内トップ級選手が出場する全日本プロ選手権大会記念競輪(2日間)の2開催で計65億6千万円を売り上げた。本年度はこの開催がなかったため、年間売上額が大きく落ち込んだ。

 市が当初見込んだ売上額155億円も4・3%下回ったが、この2開催を除けば昨年度実績を3億円ほど上回っており、「函館以外の全国の41の車券場で、合わせて昨年度より170日分多く発売されたのが功を奏した」(競輪事業部)。

 開催種類別でみると、全体の6割弱を占める普通競輪(F1・F2)が前年度比5・8%増、記念競輪(G3)が同2・2%減となり、同部は「不況やレジャー多様化に加え、東日本大震災による買い控えもあったのでは」と分析する。

 見出しだけみたらまあ大変ということになりますが、去年はサマナイに全プロという大きな大会がありましたということです。F1F2の売上げが増加してよかったですね…と、去年の記事を振り返ってみますと、昨年度は一昨年よりF1F2が大幅ダウンになっているんですね(参照)。それを挽回するには至っていません。今年の記事にありますように、ナイター開催の日程ぐりがよく、場外を多く確保できたのがよかったんでしょうね。

 函館競輪は公式サイトで事業概要を公開していますが(参照)、売上げが200億を越えた昨年度でも赤字でした。日本トーターに業務委託しているはずなんですけど、地代などなにか高コスト要因があるのでしょうか。