経営改善し存続判断 - 検討委が報告書「一定の期間必要」/県営競輪場(奈良)

県競輪経営検討委員会(委員長・伊藤忠通県立大学長)は26日、3回目の会合を開き、奈良市秋篠町の県営競輪場(奈良競輪)について、「事業の持続可能性を慎重に見極めるべき。一定の検討期間が必要で経営改善に努めた上で存続の可否を判断すべき」との報告書をまとめた。近く荒井正吾知事に提出する。

 奈良競輪の経営に関しましては、6月に2年連続の赤字が明らかになり存廃議論が始まりました(参照)。その後8月に第一回の会合がありまして(参照)、これは施行者さんによりますと定例の会合だそうなのですが、このご時勢ですからメディアの注目もある程度集めました。

 そして2回目で今年度の黒転と累積赤字解消へのロードマップが示されました(参照)。それを受けて、今回の3回目の会合でとりあえずの存続が決まったようです。

 先日の向日町といい奈良といい、あっけなく黒転できたことにつき疑問の声も聞きますが、とりあえずは喜びたいと思います。ひょっとしたら競輪場経営の会計制度になにか変更があったのかもしれませんけど、なかなかそういうのはファンには分からないものですよね。ともかく、還付金制度が終了し、来年度からの新たな改革に期待したいと思います。競輪場だって生きていればいいことありますよ。