「チャレンジレース」来年1月から7車立てで実施

競輪界では選手の年金、退職金の引き下げが来年から実施される。来年から年金の受給を開始した場合、平均で月額約10万円から7万円の減額となる。そのため、駆け込みで引退する選手が急増。昨年は300人、今年は前半だけで110人の選手がバンクを去った。その大半がA級3班選手。引退選手はこれまで年間平均約170人(成績下位の強制引退含む)だったが、近年はそれを上回る勢いで、脚力の衰え始めた中堅、ベテラン選手の引退が年末にかけてさらに増える見込み。A級3班選手の確保が困難になることから、競輪関連団体は開催日数を極端に減らさない限り9車立ての維持はできないと判断、7車立て導入へ調整を進めていた。

 選手の大量退職で従来通りのレースが組めなくなることは先月くらいから噂になっていましたし、今回の7車立ての件は先週の時点でいわき平競輪「選手の風」さんが伝えてましたね。

 選手数が減ったならば開催を削減するのが施行者サイドにとっては一番うれしいわけですが、7車立てでも賞金は減りますから、まあ施行者サイドにメリットがないわけではありません。これは新しい賞金表を見てみなければはっきりとは分かりませんけど、チャレンジレースの場合は下位に厚い賞金体系ですから、賞金の減額率は大きくなります。まさか従来の8,9着賞金を上位に上乗せするようなことはないと思いますけど。さらに、斡旋が10人減りますからその分交通費や日当などを削減できます。しかし、12R制になった際に斡旋人数が増えることに対する設備投資をした場もありましょうから、やはり開催を減らすのがスジのようにも思えますね。

 あと少し気になったのがこれ。

競輪事業の意思決定機関、競輪最高会議

 従前から意思決定機関の不在や船頭多くしてなんとやらと言われておりまして、その辺りは改革案にも反映されていましたが、ようやくそのような意思決定機関が立ち上がったのでしょうか。「競輪最高会議」でググってみましたが、2chのJKAスレに9/10の日付で「競輪最高会議(笑)」と書きこまれているのしか見当たりませんでした。これは内部者でしょうか。

 お客はまたいつどこの競輪場が潰れるのかとひやひやしています。改革がなされたのであれば、直接ファンに関係のないことでも公開してほしいものです。