競輪場選手宿舎の利用法を検討中/観音寺市議会

 

競輪場の施設に関して、冨田幾夫経済部長は「選手宿舎は利用方法を検討中」と説明。主要な撤去施設は中央スタンドやバンクなどで、場外車券売り場を引き継ぎ運営する大阪府岸和田市からの賃貸料収入で費用を捻出でき次第、順次撤去していく。

 うーん、バンクも撤去対象なのですか。市民に開放するんじゃなかったのですか。以前にも書きましたけど(参照)確かに観音寺バンクは維持費が他より多くかかるという事情があります。最近の大西祐選手のブログ記事で知ったのですが(参照)、観音寺所属選手が12人と少ないのもバンクを残しておく必要がないという判断に傾く理由なのかもしれません。狭い香川県ですから、観音寺周辺からでも高速道路を使えば高松競輪まで1時間かかりません。

 中央スタンドは、訪れたことがある方はご存じのとおりのボロですから仕方ないでしょう。撤去するならこちらを先にお願いしますよ。バンクはなるべく長く残して欲しいものです。

 選手宿舎は比較的まだ新しいんですよ。97,98年のふるさとダービーを誘致するために建てた施設ですから*1。そりゃ潰すのはもったいないですね。まあ西宮甲子園は新しい施設も躊躇なく潰しましたけど。

 再利用策としては、サイクリングターミナル(参照)にしてしまうというのはどうでしょう。ちょうど香川県にはありませんしね。そして、バンクを残して高校大学や実業団の合宿に使ってもらいましょうよ。バンクとは関係ありませんが、観音寺は学生トライアスロンのメッカでもあります。トライアスロン選手にも宿舎を利用してもらえるといいですね。

*1:その辺の事情は当時NHKクローズアップ現代」でも採り上げられました。