来年度からグレードレースでの場間キャリーオーバーが実現するようです。

立川競輪場を管理・運営している立川市は、市自転車競技条例の改正案を市議会に提出する。来年4月から全国各地で行われる競輪のGグレードレースで共同開催方式が導入されることから、他競輪場が幹事として施行するレースに共同開催者として参加、収益の配分を受けられるようにするための措置。市は年間約1200万円の増益を見込む。

 自転車競技法では、サッカーくじTOTOなどのように複数の試合結果を予想する「重勝式」車券の販売を認めている。的中率が低いため払戻金の剰余金を引き継ぐキャリーオーバー(加算金)が発生するが、同法は引き継げるのは同一事業者のみと限定している。

 このため、サッカーくじのように加算金が積み重なるケースが少なく、共同開催方式の導入で加算金を継承できるようにして、重勝式車券の売り上げ増加を狙う。幹事施行者と共同開催者の収益配分は4対1。
立川市自転車競技条例:共同開催参加へ改正案 年1200万円増収見込む /東京

 やっと、やっと、競輪の重勝式が日の目をみるときが来るようです。このようなグレードレースを対象としたキャリーオーバー共有の重賞式は去年の秋にも実現かと言われておりました。しかし一向にその気配なく今日に至るわけです。その間、JRAWIN5が大ブレイクし、正直悔しい思いもいたしましたが、ようやく重勝式が重勝式としてのポテンシャルを発揮できる条件が整うのですね。競輪重勝式の場合、法律上の最高配当はご存知のとおり200円券で12億円です。一発ブチかましてやりましょう!遅きに失した感もなきにしもあらずですが、来春が楽しみですね。