防府記念二日目

中村の前受けを赤板から水書が叩いて先行体勢。中村はさっと引いて打鐘3角カマシ。中段はもつれる。中村のダッシュも良かったが、水書も自ら牽制して併せ切る。バック吉岡捲るも、3角で浮いた志智が邪魔になり不発。水書がそのまま押し切る。


高木は差さなかっただけなのかもしれないけど、打鐘先行で上がり9.8だから水書が強いのか。中村のダッシュも良くなっている印象。水書がまっすぐ走ってたら捲っていた。吉岡は不運。脚自体に問題はないけれども、333だしもう少し積極性が欲しいところ。
買い目は高木-水書、高木-森田、高木=中村、高木=志智。展開はほぼ予想通りだったけど、水書がよく粘った。333では押し切る目は必要だ。4000円つくならなおの事。



リファを見ると菊地成孔のキーワードでえらいヒット数。ほとんどの人は騙されたと思っただろうなあ。しかし、例えばティポグラフィカやグラウンドゼロ時代からの理屈っぽいファンには、公営競技中最高に頭脳を使う競輪はお勧めです。また、退廃美や気だるさが好きな方は競輪場の雰囲気にきっと満足するでしょう。なにより、団体戦個人戦の入り混じった競輪のレース形態は、テーマと即興の絡み合うジャズとよく似ております。そういえば西宮に通っていた頃、競輪仲間にエリック・ドルフィーが好きな老紳士がおられました。