渋さ知らズを観て来たの記

3年前の京都精華大の学祭以来の渋さ知らズ観戦。高松の会場は距離的には近い高松競輪場とは対極にあるようなおされレストランバー。おっさんは尻込みするも、観たいものは観たい。会場にはおされな若者がいっぱいで、昔の客層とはえらい違いだ。今回のメンバーは9人。以下セットリスト


1stセット
1.インプロ〜パ
2.行方知れズ
3.大沼ブルース


2ndセット
1.ナーダム
2.股旅〜SPACE IS THE PLACE〜股旅
3.反町鬼郎
4.Pちゃん
5.本多工務店のテーマ
6.仙頭〜ステキチで退場


アンコール
エエジャナイカ


今回は渋さチビズ名義のツアーなので1stセットは本来のチビズのメニュー。もちろんベースは不破さんで1stセットはウッドベースで通す。展開が目まぐるしく変わる「行方知れズ」以外の2曲も、以前観た時よりも行方不明度高しで面白い。わいわい言いながら気の合う仲間で山歩きしてたら遭難して、あっちゃこちゃ行ったあげくに洞窟に迷い込んで出口を抜けたらふもとだったようなわくわくするジャズ。小森さんのソロかっこいいなあ。大沼ブルースでの、初めて観る中島さんのキチガイなシンセもすごい。中島さんは2ndセットでも大活躍。
休憩を挟んだ2ndセットはチビズとは思えない、出血大サービス大会。片山さんはおでき上がりになられていて2ndセットも行方不明度高かったけど。それもまた楽し。不破さんはエレベに持ち替えている。ステージ前では若者が踊るし跳ねるし。しかし、まさかこの編成で「本多工務店」までやるとは思わなかった。地方ツアーならでは・・・なのかな。


渋さ知らズの肝は演奏中のメンバー間のコミュニケーションと交感なのだけれども、競輪のラインもまた同じ。いくら鋭い出足を持っていても後ろにつく選手との呼吸が合わないと、バラバラになったあげくにライン全滅となる。コミュニケーションがきっちり決まったときの快感と崩れそうになるときのスリルが、私が何年も渋さと競輪を観続けているポイントなのかもしれない。