西暦2001年の反省

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KEIRINグランプリ04出場選手キャッチフレーズ募集

こんなキャンペーンも始まって、日本の極々一部では盛り上がり始めている(といいんだけど)今年の競輪グランプリですが、今年の予想に役立つかどうかはともかく21世紀に入ってからのグランプリを復習してみようという企画です。ちなみに20世紀最後のGP覇者は「落車王」児玉広志でした。波乱と戦争の20世紀にふさわしいと言えましょう。

山田-浜口/神山-児玉/伏見-岡部-高木/稲村-小橋で周回。
赤板から稲村がイン切り。続いて上昇した伏見は稲村の前に出たところでペースを落とし、岡部と稲村で競り。ホームからは高木もアウトから参戦するが、1コーナー最内の稲村が勝つ。バック中段から山田が捲るもマイペースの伏見が押し切り優勝。神山も最後必死で捲り追込んだが、4角後ろの児玉にインから当たられて落車。
高木のレース後コメントは「あれが弟弟子のやることか」。伏見は岡部の弟弟子(斑目門下)だが、伏見は明らかに稲村のイン粘りを誘っていた。21世紀には義理も人情もありゃしないのでしょうか。こんなことがあったり佐藤慎太郎が台頭したりで一時ギクシャクした福島勢だけど、今は斎藤登志信も含めて一枚岩のように見える。が、今年のグランプリの優勝賞金は1億円。7000万(当時の優勝賞金)で兄弟子を売った伏見が1億を前にしてどういうレースをするかを考えるのも面白い。
車券は神山から買った。伏見の先行は明白だが世界選での落車の影響があり、後の捲り屋の中では一番良い位置を取ってそうなのが神山だからという単純な理由からだった。11年連続出場だった神山は、翌年翌々年と出場できず、今年は3年ぶりのグランプリとなる。