西暦2002年の反省

http://www.blu.m-net.ne.jp/%7Emedialab/meta/rekidai/granpri/gra02_384k.asx

意味のないグレード制が導入されたり東西王座戦が新たに設けられたり級班の改変があったりしたこの年、テレビのCMではテリー伊藤が「競輪は変わったんだよ!」と繰り返し訴えていたが・・・。グランプリを頂点とした年間ストーリーを構築する目的で、特別競輪優出者に与えられるグランプリポイントというのも設けられた。しかし、それが裏目に出て実に小振りなメンバー。だいたい、大勢の人間が銭と名誉を求めてしがらみの中で闘っていれば自然にドラマもストーリーも生まれるものだ。人間が妄想やレース条件のバリエーションでストーリーを組み立てなければならない競馬とは違うんだよ*1
レースは、小橋の競りを避けるためか京都勢は意表をついた前受け。それでも小橋は松本に襲いかかり結局小橋が勝つ。最終3コーナー小野の捲りを小橋はしっかり牽制。その上を山田が捲り切り優勝。突っ張り先行の村上は3着に粘る。競り勝って、捲りを止めて、とマーク屋の鑑のようなレースをした小橋は直線差しに行くも末を欠き5着。確かにメンバーは小粒だったけど、それぞれが有言実行して持ち味を出し切ったいいレースだったと思う。打鐘4コーナーで仕掛けるフリをして村上を早駆けさせた山田の機転も面白かった。
車券は村上の頭勝負だったから、まさにその山田の機転にやられました。

*1:その妄想が競馬の楽しみではあるんだけど