北九州市:競輪開催市が団結、国に納付金など改善要求 /福岡

↑ひとつ上のニュースの詳細
やはり上納金問題だったのね。使途を絞ってもらうことで上納金の軽減を求めている模様。05年度は上納金の公営企業向け利用を定めた時限立法の期限に当たるため、改革のチャンスなわけですね。これが昨日のニュースにあった「制度の仕組みを変える」ことなのでしょうか。
確かに競輪事業の社会的役割は変質しているから、実際に生み出される金の減少も考えると、大筋では正しい主張だと思います。


しかし・・・

また、選手賞金の総額40億円減額も求めているほか、払い戻し率の低減も要望を検討しているという。


これは選手、客双方から大きな反発を招きそう。
客の立場から、払い戻し率の低減について申しますと
「あほか」
と申し上げるほかございません。
競輪だけ払い戻し率を下げる(=控除率を上げる)となると、兼業公営博徒の皆様は競輪をやらなくなるでしょう。公営博打全体で払い戻し率を下げると、これまで以上に株式投資やパチンコ/スロットに客を獲られ、公営博打はいよいよ沈没するでしょう。場当たり的かつ頭の悪い要望と言わざるを得ません。
どうしても払い戻し率を下げたいならば、三連単でもわりと3桁配当が出る以上、それ以上に的中率の低い、宝くじのような車券を新たに作って、そこ限定で払い戻し率を下げるしかないと思われます。しかしそのためのシステム更新のコスト等を考えると、収益効果には疑問が残ります。