三連単とわたくし

下のエントリの続き。
伏見-佐々木を買う代わりに伏見-佐々木-小野と伏見-佐々木-三宅を押さえようかとも一瞬思ったんだけど、三連単不買のポリシーから止め。三連単を買わないのは単に不確定要素が二車単より増大するから。何度も言うように競輪の楽しみは、人の様々な思惑やしがらみという非論理的な要素を材料にレース展開を論理的に予想して、その論理帰結としての車券を買うという行為にございます。よって、展開をあれこれ考えた結果として8点買って取った5000円と、あんまり考えずに頭固定して8点総流しでたまたま高目で決まった5000円では喜びが全然違う。


競輪も博打である以上、当たり前だけど不確定要素はふんだんにある。博打とは打ち手の頭の中でどれだけ不確定要素を論理的に確定要素に変換できるかの勝負だから、不確定要素は最初から少ないほうがいい。しかし、不確定要素が少ない博打は見返りも小さい。よって元本が少ない場合は、その両者の折り合いをつける必要がある。「二車単で800〜8000円を8点以内で獲る」というわたしのスタイルは、経験的にそのへんの折り合いをつけたつもり。統計的な根拠はない。8000円以上付く券も来ると思えば買うけどたいてい来ない。


三連単は今まで2度買ったことがあるけれども、どちらも2年前の話。ひとつは2002年8月の高松WJCのこのレース。三宅伸、和田誠吾、前田拓也の力が抜けていて3人でどうしょうもなかったので3人ボックスから1点抜いて5点買ったら、レース中どこ観てよいのかわからなかったりやたらドキドキした割りに安めで決まってがっくり。
もう1度はその年の阿佐田杯のこのレース。荒井-塩川で安いけど固いと思ってそこから流したら、1角強引に捲った荒井に塩川が切れた。この頃は一番やる気なく漫然と競輪を打っていた頃で、塩川が落車明けで壊れていたことを見逃していたのが外れの原因だけど、切れたり絡まれたりして論理が壊れるケースが増える三連単は割に合わないと考えてそれ以降三連単は買っていない。


でも、今日の伏見-佐々木-小野のような車券をみすみすスルーするのはなんだか惜しいような気がしてきた。しかし、全面的に三連単を解禁すると買い目が増えて危険。というわけで三連単解禁にあたって、買ってもよいレースの要件を立ててみた。
(1)かなり信頼性が置ける二段駆けのズブズブ、または叩き合いが相当の確率で見込まれる三分戦における捲り一発ラインの先頭=番手のオッヅが600円を切っていて
(2)三着に付ける選手を、論理的に考えて3人に絞れる場合。


これでしばらくやってみる。もちろん二車単、二車複が基本。