サテライトの作り方


「場外車券場、建設始まる」
asahi.com新潟より

妙高市が設置する競輪の場外車券場「サテライト妙高」の建設が11日、同市長森の市有地で始まった。10月オープンの予定。収入や雇用に市が期待する一方、治安や環境の悪化を心配する住民の反対運動も続いている。

 車券場は、猪野山土取場跡地の一部にできる。東京都内のリース会社が約6億円をかけ、鉄筋コンクリート平屋建て、延べ床面積約1600平方メートルの建物や、240台分の駐車場などをつくる。市が建物を月約500万円で10年間借り、さらに競輪事業を行う東京都立川市に転貸する。

 立川市から妙高市に売り上げの5%が入る。1日平均約600万円の売り上げがあり、年間約300日営業した場合、リース会社への賃貸料を払っても、市に年約3千万円が入ると計算。地元雇用も30人程度見込む。

 近くの上信越道新井パーキングエリアで8月末まで、自動料金収受システム(ETC)搭載車が乗り降りできる「スマートインターチェンジ(IC)」が試験的に設けられており、市は常設につなげたい考えだ。

 ただ、建設反対を訴えてきた地元住民グループの村田信長事務局長は「売り上げが低迷すれば赤字を市が穴埋めする可能性がある」と指摘。市が、立川市と正式に契約しないまま着工したことも批判し、運動は続けていくという。


 ここ数年サテライトの建設ラッシュですが、たいていはこういうお金の流れで作られているのでしょうか?賞金や開催経費の要らない地元自治体にはおいしそうなお話です。しかし住民グループの方がおっしゃるように、売上げが予測を下回れば絵に描いた餅。一番おいしいのは施工会社と10年で償還できるリース会社ということですね。きっと競輪が10年以上続くという確たる予測を元に商売しているのでしょう。そう願いたいものです、いやまじで。