豊橋競輪、「ふるさとダービー」総売上額が目算外れ 抜本的見直しへ

 

豊橋競輪の命運をかけた「ふるさとダービー豊橋(GⅡ)」が先月30日まで4日間にわたり繰り広げられたが、総売上額が124億5000万円にとどまり、目標140億円に比べ1割も下回った。「純利益3億円以上を確保した」(高須産業部長)と言うものの、目算外れとなった。廃止・存続について、早川市長は従来方針を変えていないものの、抜本的な検討について指示したことを明らかにした。

 豊橋競輪のような地方競輪は、ふるさとダービーのようなビッグレースで得た収益を通常年に振り向け、赤字を埋め合わせるやり方で存続を図ってきた。

 今回の早川市長の指示は、こうした地方競輪のあり方を根本から見直し、適切な運営方法があるかどうかについて、検討するように求めたもの。3年前に一度廃止(撤退)の方針を打ち出し、一般会計から繰り入れ(補てん)ないことを条件に存続を認めてきた。


 この記事の後半部分にもありますが、今回のふるダビも台風に祟られました。昨年の夏の福井のふるダビもそうでした。99年の甲子園オールスターも台風による順延がありましたが、売上げは前年を上回っていました。しかしここ数年、大きなレースの直前直後は各地でいっせいにヒラやF1をやりますから、直前開催が順延になればふるダビ前半戦の場外が減るし、ふるダビが順延すれば直後の開催とかぶってふるダビ後半戦の場外が減ります。そんなわけで昔よりビッグレースは災害に弱くなっているようです。