千葉記念、ジャズ本など


 オールスターで銭が尽き、今月から来月にかけて大変貧乏につき弾を込めることもままならないので千葉記念は一銭も打っていません。香川の脂肪至宝、川島聖隆先生が大活躍してたようですね。決勝戦だけさきほどダイジェストを観ました。


 武田豊樹は相変わらず後ろが競りになったときの駆け方が下手ですね。後方が見えないだけにカマシを過剰に恐れて早駆けになってしまいます。まあ、14.0で上がっているのですから、捲った海老根を褒めるべきかもしれませんが。


 少し古い記事ですが、こんなのを見つけました。↓
禁酒にうどん修行…走れることに感謝

余談だが、手島はこの期間にうどんの本場・讃岐へ修行に行った。その腕前は間違いなくプロ級だ。

 
 どこのうどん屋で修行したのでしょうか。大変気になります。手島の風貌を考えると、高松のあ○りやが似合いそうです。




戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ

戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ

 戦後日本のジャズ受容史を、他の文化との関係を手掛かりに読み解く論考集です。論考とは言っても、アメリカ人が日本語で書いているせいか難解な言い回しなどはなく、サクサク読めます。


 日本人がこういうテーマで書くと、単に懐古的にだったり、あるいはアメリカ文化礼賛的になりがちなのですが、外(とはいえ著者は述べ10数年に渡って日本に滞在していたそうですが)から観ることで、客観的な考察がなされています。また、アメリカのジャズ受容との比較も興味深い内容でした。ただし、ジャズが社会や他文化と併走できていたのは70年代までですので、本書の内容も70年代フリージャズまでの記述がほとんどです。これは仕方ないですね。


 競輪も、戦後まもなくに始まり、70年代までは隆盛を誇っていました。競輪初期には「女競輪王」「競輪上人行状記」などの競輪映画も製作されました。また、競輪ファンの作家も、坂口安吾寺内大吉から馳星周に至るまで大勢います。ライバル物語とかはもういいので、戦後文化や社会背景を織り込んだ競輪史というのを是非読んでみたいものです。戦後ジャズ文化史に勝るとも劣らないほど面白いと思うのですが。