自転車賭博愛好家がサッカー賭博を語る



toto、累積赤字150億円に 会計検査院指摘

独立行政法人日本スポーツ振興センター」(東京都新宿区)が運営するサッカーくじ(toto)の累積赤字が、04年度決算で150億円に達することが会計検査院の調べでわかった。03年度決算では、くじのシステム開発の初期投資に絡む銀行への返済金のうち、支払いを先送りした約90億円を費用として計上していなかった。会計検査院に改善を求められ、04年度に先送りした約60億円も含めて計上し直した結果、未解消の赤字が一気に膨らんだ。

 totoの売り上げが大幅に落ち込む中で、初期投資の負担が重くのしかかっている実態が明らかになった形だ。同センターは黒字決算を前提に地方公共団体やスポーツ団体のスポーツ振興事業に助成しているが、こうした事業にも影響が出そうだ。

 
 サッカー賭博があまり儲かっていないのは知ってましたが、ここまでとは。たしかに、昨年度の売上げが約156億だそうなので、大雑把に計算すると胴元の取り分はその半分の約80億。経費などありましょうから、当初の計画通りの銭を銀行に払うと助成金を出すことも出来なくなります。そうなると存在意義を問われ、文部科学省の諸々の省益にも関わる、と。どこもなかなか大変です。

 
 わたしはサッカーに詳しくないし、サッカー賭博にどのような賭け式があるのかもおぼろげにしか知らないのですが、客がサッカーに求めるものと博打のシステムに根本的な乖離があるのではないでしょうか。totoに手を出している人はあんまり控除率を気にしたりしなさそうなので、ためしに7割くらい控除してみたらどうでしょう。それで儲かって他の公営賭博に波及するのは御免蒙りたいですが。


 結局、我が国の賭博市場は、おおまかに見るとパチンコと株式投資に二分化されて行くのでしょう。パチンコをロトくじに置き換えるとそのままアメリカになりますけど。その中で自転車賭博がどこまで踏ん張って位置をキープするかが今問われまくっています。