乾と三ツ石


 口座に弾がないこともあって、最近はダイジェストを観るのをサボって、データプラザの結果から適当にレース内容を類推する日々を送っていたのですが、ただ今開催中の京王閣記念は割とダイジェストを観ています。乾準一(大阪)と三ツ石康洋(徳島)という注目の若手*1が出ていることがその主な理由です。


 2人とも自力選手ですが、その戦法は対照的です。乾はダッシュとトップスピードの無さを度胸と(たぶん豊富な練習量に裏打ちされた)スタミナで補う叩き先行タイプ。三ツ石はスタミナの無さ(練習嫌いらしいですが)を大ギアとダッシュで補うカマシ捲りタイプです。乾は初日二日と打鐘前からドカーンと仕掛けて準決勝Aに勝ち上がり。三ツ石も、初日は武田豊樹を捲り追込みで仕留める金星を上げてこれまた準決勝Aに勝ち上がり。

 
 乾は明日武田豊樹と対戦です。武田は、初日二日目と逃げていること、準決勝であることからもここは捲り勝負。古原がどこまで石毛も含めた捲り勢を殺せるか。


 三ツ石は地元岡田征陽と対戦です。岡田はダッシュを活かしたホーム駆けが本領ですので、そういう展開になると大ギアダッシュ型は苦しい。初日、三ツ石が武田を捲れたのは、大ギアダッシュ型に有利な一周以上淀みの無い流れだったからです。カマシ勝負が吉でしょう。大ギアダッシュ型は気前良くカマシやロング捲りを連発していると開催後半には脚にキていることが多いですが、今開催は脚を使っていません。ここらでS級初優勝を記念で達成するってのはどうでしょう?・・・とまあ、弾がないので好き勝手なことが言えます。

*1:乾はもう30ですが