日頃の行い


 注目の若手2人の準決勝戦ですが、見事に明暗を分けました。


 10Rの三ツ石は岡田のうまい先行に万事休すのところを中段にいた加藤が2角から行ってくれたおかげでチャンスが出てきたものの、最終4角落車に巻き込まれてアウト。岡田の仕掛けが絶妙でカマシのタイミングがほとんど無かったということですが、前受けもどうかと思いました。結局脚を使わないまま三ツ石の京王閣記念は終了。


 そして11Rの乾です。今日も今日とて赤板1角からグルーヴィに頭を振って進出。ドカーンと行きました。最終バックでは石毛と武田の捲り合戦の様相になるも、乾番手の古原がカミカゼブロックで、逃げる乾、大外にいた武田を除いてジェノサイド。日々先行していれば、こういう漫画のようなイイ話もあります。乾くんは記念初出場にして初優出。明日も駆けるでしょう。


 明日の決勝戦、関東の並びはどうなるかと思ったのですが、武田-小林-後閑の模様です。「関東一の捨て駒」小林を前に立てて二段駆けかと予想していたのですが、乾との叩き合い必至なため井上-吉岡の反撃を受けるのを嫌ったのでしょう。では、後閑が3番手を固めるのはどういうわけでしょうか。自分が番手では、武田が捲りでもうっかり差してしまうのを恐れたのか。あるいは、これまで数々の作戦を空回りさせてきた後閑のこと、勝負所で自ら上昇し、武田の前で駆けることもありうるかもしれません。うまくは行かないでしょうが。