政府、年内に統合計画 競輪とオートの特殊法人

政府は18日、売り上げ低迷が続く競輪、オートレースの運営を指導する特殊法人などの統合計画を12月までに策定する方針を固めた。

 統合計画の対象となるのは競輪の日本自転車振興会オートレース日本小型自動車振興会。計画の策定に先立ち、政府の特殊法人等改革推進本部参与会議(飯田亮座長)は来週中にも両特殊法人と所管官庁の経済産業省からあらためて意見聴取する。

 競輪、オートレースとも1991年度をピークに売り上げは減少。2004年度のオートレースはピーク時の3分の1にまで落ち込んでいる。

 参与会議は、日本自転車振興会から交付された補助金経産省内で裏金として不正流用されていたことも問題視。両法人を天下り先とする経産省は「競輪とオートレースは運営方法も異なっており、統合しても効果は限定的だ」と、統合に強く反対している。

 年末までに策定する統合計画には、地方の有力馬を集めた全国規模のレースを実施するなど地方競馬の運営を見直す具体案も盛り込む見通しだ。


 いよいよ博打関係特殊法人改革が本格化してきました。しかし、合理化するのであれば、ぜひ交付金の引き下げとセットで行ってもらいたいものです。地方への財源委譲は三位一体改革の柱のひとつでしょ?