宇都宮競輪場改修へ 総工費30億円

宇都宮市は二十一日、定例記者会見で同市東戸祭一丁目の宇都宮競輪場を二〇〇七年四月から四年間で整備改修することを明らかにした。メーンスタンドと管理棟を建て替えるとともにバンクを改修。総工費は約三十億円。同市は「施設面の改修で入場者減に歯止めをかけ、特別競輪を誘致するとともに開催経費を削減したい」としている。

 競輪場について同市は、二〇〇〇年度に移転計画の中止を決定。現在地での整備を視野に検討を重ね、収益や管理運営効率の向上、多目的利用促進を主な概要とした「整備基本計画」を策定した。

 基本計画によると、減少している来場者数に応じ、座席数を現在の五千五百から約二千七百に変更。レースの観戦環境を改善するため、ゴール位置をメーンスタンド前に移動させる。バンク内には大型映像装置を設置し、レース情報を提供。また管理棟を一カ所にし、車券窓口の数を縮小することなどで開催経費を抑える。

 
 宇都宮もまだ懐に余裕があったのでしょうか。特別競輪の旨味はもはやないのに誘致を狙って改修する競輪場が近年多いのは不思議です。数年後、無駄な公共事業としてやり玉に挙げられないことを祈ります。