レスが長くなりそうだったのでエントリにしました。


>ネブトクワガタさん

『競走馬のサイクルは早い。そして距離別・芝ダート別・牡牝別などと、手を変え品を変え注目馬を次々と生み出せます。でも競輪は、』


 競走馬の入れ替わりの早さは現代の消費スタイルにマッチしてるんでしょうね。競馬ファンにはいわゆる「動物化」(キーワード参照)しているオタ層も一定数いそうです。競輪選手にもいろいろな属性がありますけど、生身の人間のやることなので生々しすぎたりブレたりして、なかなかそういう層の欲望をきっちりと充足しないのかも。


>K坊さん

『私の友達によりますと、「競輪ファンは競輪をやっている自分が(競馬ファンよりも)エラいと思っている。」んだそうです。ケッコー思い当たる節があるので、自分も気をつけるようにはしています。自我が確立しすぎなのかも。
 ただ、十文字がメダル獲った時とか、「滝澤の弟子だから徹底先行だ」と信じた客が実に多かった伊勢崎のデビュー当時とかを思い起こすと競輪ファンも実はケッコーミーハーである、と私は断言できます。』

 
 わたしも競輪を始めてちょっとは予想みたいなことが出来るようになった頃、エラくなったような気がしてました(苦笑)。でも、所詮はどちらも75%返しの博打なので…というのが今の考えです。競輪と競馬の違いを説明するときはこんな感じ(参照)にやってます。
 十文字のときは「おらが村のヒーロー」ってな感じでしたねえ。


>GIさん

競馬の場合ネタが尽きたら公営競馬からの参戦(コスモバルクとか)、外国への挑戦というのもありますが、競輪は…
前zevonさんと話をされた元競輪選手の意見と逆行するんですが、KPKに戻さないと。もしくは逆に外国人選手の参戦を認めないとどうしようもないでしょうねェ。

 
 その手の「物語」は競輪にもあるとは思うんですが、なぜか盛り上がりませんよねえ。これについてはひとつの仮説があるのですがまた今度やります。
 いろいろ他の理由があると思いますけど、KPKから2層制に戻しても大口客を取り戻せなかったわけですよね。外国人選手に関しては前記「物語」の話と関連するのでまた今(ry

それ以外の本当にライトな、競馬そのものも実はよくわからないミーハーが競馬の場合多すぎる、と思います。ただそれをも取り込んだからJRAは勝ち続けているわけで。


 「G1だけは買う」「ダービーと有馬記念だけは買う」客がちゃんと、しかも大勢いるのはでかいですよね。競輪の場合、グランプリだけ他の公営ばくち客がちょろっと買ってくれるだけですもんねえ。


 実はG1とG3の売り上げがあまり変わらない件についてもうひとつ仮説を思いついて、それも書こうと思ってたのですが、データでその説を検証する方法を思いついたのでまた明日にします(先延ばしばかりですね、最近)。


 あ、参加できそうにないですが地元客として高松記念についてちょっとだけ。


 今回、番組を見るに地元の大将は児玉広志なんですよね。ここ2〜3年は香川雄介にその座を譲り渡してましたけど、最近の点数も児玉のほうが上です。その期待に応えて児玉は初日は渡部哲男の2角捲りにぴったりマーク*12日目は渡部から離れてしまったものの、9番手からよいタイムで6着まで追い上げました。


 大将の座を奪還された香川のほうも初日から伝家の宝刀「先行選手に仕事させといてイン突き」を繰り出し、二日目も四国5車が別線で戦うというのに、渡部には散々世話になっているというのに、渡部-児玉の後ろを固めずに単騎宣言。「もう児玉の時代ではない。俺が香川の大将だ」という意地でもあるのでしょうか。この香川県ヒエラルキー争いもなかなか興味深いものがあります。105点と103点の争いですけど。

 

*1:これ重要。近年簡単に捲りに切れてたので。