G1とG3の売り上げがあまり変わらない理由その2


 わたしの仮説を裏付けるべく旧データプラザで宮杯と岸和田記念の売り上げデータを調べていたのですが、ざっと見たところ自説にとって都合の悪いデータしかでてこないので、データは無視して書くだけ書いておこうと思います。テレビに出てくるような偉い学者やコメンテーターの人もこういうことよくやりますよねえ。というわけで話半分で。


 どういう説かといいますと、大口車券購入の条件から考えた説です。その条件は2つあります。ひとつはレースが固い(ように見える)こと、乱暴に言い換えれば選手のレベルにバラつきがあることです(条件A)。もうひとつは100万やそこらブチ込んでもビクともしないオッヅ*1、つまり売り上げがある程度あることです(条件B)。競輪の各開催がこの2条件を満たすかどうかを表にしてみました。適合度は○→△→×の順です。

  A  B

                  • -

F2 ○ ×
F1 △ △
G3 ○ ○
G2 △ ○
G1 × ○
GP × ○


 あくまで大口車券購入の条件だけを見た表ですので注意。具体的に見てゆきますと、まず、G3ってG1G2と違って選考基準がないですからS級のピンからキリまで出場するんですよね。というわけで、下手すると点数が20点違う選手がいっしょに走ることもありえます。G1だとせいぜい10点差。中穴党にとっては実力伯仲の3分線が面白いんですけど、ドカンとは張れません。G3にガチガチの鉄板が実際あるかどうかはともかく、大口購入者の気持ちになって考えてみるとG3のほうが張りやすいと思われます。次に、先週あたり、社杯の権利が掛かった実力者が各地でF1を走ってましたけど、今のF1にドカンと張るとオッヅがガクっと下がってしまいます。しかしG3なら全国で場外展開しますのでオッヅを気にせずに張れてしまいます。


 よって、G3が最も大口車券購入者のにとって魅力的な開催なのではないかと。


 とまあ、こういうことを考えたんですけど、データの裏づけなんかないのでやっぱり話半分でなにとぞひとつ。


 えーと高松記念ですけど、児玉が持ち味を如何なく発揮したということで、やはりこれがないと高松記念じゃないよなあと思いました。
 

*1:2車単を想定しています