高知競輪が9年ぶり単年度黒字

また、競馬や競輪など公営事業の売り上げの一部で運営する公営企業金融公庫が、赤字年度に競輪場などが納めた納付金のうち、一定額を翌々年度に返還していた制度を翌年度返還に変更。高知競輪にも15、16年度分が一度に還付され、例年より歳入が1億5100万円増えて単年度黒字となった。


 なるほど、昨年度収益が改善した場がいくつかあったのはそういうことだったんですね。ということは、この特例で昨年度見せかけの黒字を達成した場は、今年度は還付金なしでやっぱり赤字に転落しちゃうということでしょうか。ちょっとよく分かりませんけど、もしそうなら2〜3年のスパンで見ると競輪場の損のような…。


 公営企業金融公庫といえば昨秋に廃止の方針が打ち出されましたけど、どうも先行きが不透明になっています。こちらとかこちらとか。小泉-竹中ラインが死に体となっているひとつの表れですね。


 売り上げの1.2%を納付している公営ばくち場にとっては完全に廃止されてあわよくば清算の際に今まで納付した銭がちょっとでも返ってくれば大変おいしいんでしょうけど、公営ばくち場の施行者は同時に地方自治体ですから、自治体の簡便な資金調達手段は存続してほしいところで、難しいですね。