競輪・オート 撤退含め全面検討 県、開催市と順次協議入り

上田知事は十一日、定例会見で、大宮競輪(さいたま市大宮区)、西武園競輪所沢市)に関し、撤退も視野に全面的に検討する意向を表明した。県は今月から開催市との協議を順次開始し、来年の開催スケジュールを決める期限をにらみながら詰めの作業を行う。


 今まで、施行者の集約とか民間委託とか存続を前提とした施策を表明していた埼玉県の競輪事業ですが、とうとう知事の口から撤退含みの発言が飛び出してしまいました。それなりに都会で、2場を開催していて、と、廃止された西宮甲子園や門司と条件がよく似ているだけに気になります。

十一日の会見で知事は、西武園競輪に関し、「場は民間(西武鉄道)が提供し、お借りしている経緯がある。同じ撤退でもそうした経緯を踏まえ検討しなければならない」と述べた。


 西宮甲子園廃止に関して甲子園土地企業や阪急電鉄が提起した訴訟も気になるんでしょうね。甲子園土地企業訴訟は、一審はおおむね施行者側の勝訴(参照)で高裁に係属中。阪急電鉄訴訟の地裁判決はそろそろ出るはずです。