競輪の本がいっぱい本屋にあればいいのに


 たまに大きな新刊書店に足を運びますと、近年の新書ブームはまだまだ拡大中のようで、新書コーナー以外にもいろんなところに新書が平積みされています。何百万部のベストセラーが生まれる一方で、こんな人がこんなテーマで新書を出せるのかと驚くようなものもたくさんあり、まさに百花繚乱玉石混交自力自在。


 …しかし、これだけあらゆるテーマの新書が溢れているというのに競輪をテーマとした新書はありません。ばくち関係がないわけではないです。ギャンブル依存症関連のネガティブなものも多いですが、競馬文化にまつわる本もいっぱい出ています。しかし競輪はありません。


 新書の主な読者層は30〜50代の男性なんだそうです。この層はお金を持っている割に競輪場にあまりいない層でもあります。60代以上は佃煮にするほどいてますけど。金の無い若者よりもこういったチョイオヤジ層を取り込んだほうが売上げには大きいです。そのためにきっかけとして新書というメディアが使えるのではないか、ちょっと考えてみました。


 雑誌に競輪の広告なり広告記事を載せても読者は「宣伝乙」となるのが落ちです。新書という、今のところ知的とされている*1メディアを隠れ蓑に、こっそりと競輪の宣伝をするのです。かつては作家や編集者に競輪客がたくさんいました。いまでも少しはいるはずです。そういう人達になんとか立ち上がっていただきたい。壁の小さなギャンブル・囲碁・将棋コーナーから競輪書籍を解放するなら今しかありません!なんでもあり状態の新書バブルの今なら競輪関係の新書も出せるはずだ(といいなあ)!


 各論編に続きます。


 

*1:書店の棚を見ていると崩壊寸前ですけど