コンドルがすごい件


 コンドル言うても、おもしろ選手コメントや、ウェブを更新するたびにファン(?)に全文引用の上にヤカラを入れられることで有名な競輪新聞じゃなくてですね、ROVOの新譜ですよ。

CONDOR

CONDOR


 若者がYouTubeやmixCDでコンテンツをええとこどりするこのご時世に、CD上では3分割しているものの1曲54分のワントラックアルバムです。


 ゆるやかで混沌としたパートから始まり、ベースが緊張感を高める中盤を経て、どんどんテンポが上がってツインドラムとメロディックなバイオリンがアゲにアゲまくる終盤へ。これはまるで競輪競走の3分間を54分に引き伸ばしたような音楽ではないですか。


 買った際、懇意にさせてもらっているCD屋の店長さんにiPod試聴機に入れてくれるようにお願いしてみました。じゃあ実際聴いてみましょうということで店で流してもらったのですが、なんせ上記のような音楽なので盛り上がるまでが長い長い。店長さんも「これは試聴機向きではないですねえ」とおっしゃり、わたしも納得したのですが、この辺りも前半のゆったりとした周回が初心者に受け入れられにくい競輪みたいです(こちらも参照)。分かればその周回部分も味があっていいんですけどね。