キックの音、ボートの音


 昼飯食べてまどろんでいたら日が差してきましたので魔が差して丸亀競艇までサイクリングに行ってきました。昨日、観音寺競輪が久々に売上げ1000万割れをやらかしまして、そんな中競艇に出掛けるのは少々後ろめたかったんですけどね。実はうちから丸亀競艇まではほとんど河川敷の自転車道を通って行けるので、往復30kmという距離もあってよいサイクリングコースです。これが観音寺競輪や高松競輪ですと、丘や峠や山を越えて往復60kmなのでちょっとした街道練習。


 競艇に行くのは5,6年ぶり。駐車場には満車の看板が立ち並び、場内も大盛況です。SGやってる土曜日だから当然か。でも、今でもちゃんと客に老若男女揃っているのがすごいなあ。普段わたしが打ってるところはどことは言いませんけど老初老男男ですよ。戦後ながらく香川県中西部の娯楽の中心として君臨してきた丸亀競艇、衰えたりとはいえまだまだ健在といったところでしょうか。食堂とか各種ブースだとか子供遊ばせておくコーナーなんかも全てが盛況。競輪だと記念なんかでも閑古鳥が鳴いている特設コーナーがよくあるんですけどね。ここではちゃんと全部かみ合っているのが敵ながら(敵?)お見事。


 しかしなんですな、競艇の一番の魅力はボートのあのエンジン音ですね。悔しいけどほんとに気持ちのいい低音。先日レコード屋さんと、最近の若者受けする音楽はキックの音が命みたいな話してたんですけど、このエンジン音も一流のトラックメイカーがデジタル機材を駆使して作ったキックの音のように見事です。そういや競馬で馬が地を蹴るドカドカ音もいうなればキックの音みたいなもん。競輪には残念ながらないものです。競輪競技が出す音といえばチェーンのシャリシャリ音と落車のガシャーン。音楽に例えるなら、古いジャズでよくあるスネアをブラシでこする音とシンバルみたいなもんでしょうか。そらじいさんしかいないわけです。競輪にも低音が必要です。競技上どう足掻いても低音はでないので、場内BGMでヒップホップやレゲエやハウスを流しましょういやまじで。


 以下は競輪場が勝ってると思えた点。
競艇場は…

  • (人が多くて)落ち着かない。
  • (人が多くて)ゴミが散らかっている。
  • (人が多くて)ターンマークごとに盛り上がってうるさい。
  • 無料お茶サービスが(高松は玄米茶と烏龍茶が選べるのに)玄米茶しかない。
  • 買ったヒモがどういうわけかことごとく1周2マークでズルズルと抜かれる。

…今日のところはこれくらいにしておいてやりますか。