三日制競輪における番組屋の三属性


 私見ですが一番多いのがツンデレ。その次に多いのがデレデレ。一番少数派なのはデレツンでしょうか。ツンツンはさすがにいません。これだけでなんのことやら分かった人はたいがいですけど、要するに番組屋の開催エース級地元マーク屋に対する態度を分類してみたのです。


 「ツン」はあんまりよいウマをあてがわないケース。あるいはメンバー構成の関係上ひどいときはウマなしにすることもあります。「デレ」はスジの強いウマをあてがってあげるケースです。


 例えば現在開催中の和歌山F1の例で説明します。この開催の地元エースは自在・追込みの東口です。初日、東口はウマ無し。しかし二日目は、不発には終わりましたけど高城という絶好の目標をつけてもらいました。これはさきほどの分類で言いますとツンデレというわけです。準決勝最終レースを固い番組にするとともに、確実に地元エースを決勝戦に乗せて、最終日を盛り上げようと言う目論見ですね、このケースでは思い通りいかなかったようですけど。デレデレもその辺の意図は同じ。ただ、初日からデレっとしている点が違います。


 では、珍しいデレツン番組屋の例も挙げてみましょう。どういうわけか高松の番組はデレツンが多いのです。選手会と仲が悪いのでしょうか。明日初日の高松F1。地元エースは鋭いイン突きがいろんな意味で評判の香川雄介です。初日のウマは今開催中四国の自力屋で最も高得点の近時好調藤原浩です。これはデレですね。明後日、デレデレ番組屋であればまた香川と藤原をセットするでしょうが、高松であればそうはせず、予選から上がってきた中四国の自力屋か、特選メンバーながら得点下位の久富をつけるはずです。まあ観ててください。…と偉そうに書いたものの、こんなことが読めても無論車券にはなんの役にも立ちません。