大宮・西武園競輪包括委託 日本トーターに決定

県は二十六日、大宮・西武園の二競輪場の包括民営委託企業として、公営競技システム会社「日本トーター」(本社・東京都港区、福島晋社長)を選定した、と発表した。県は最低収益として年間三億七千万円を確保できる条件で、近く正式契約を結ぶ。

 
 いままでの民間委託のケースではたいてい自転車競技会か日本トーターが受託していたわけですが、埼玉県は日本トーターになりました。公式サイトを見てみると、東京エリアと名古屋エリアで中途採用を募集している模様。豊橋も委託先は日本トーターですから、「競輪を救いたい!」と思う若人は応募して競輪場勤務を希望してみてはどうでしょうか。

同社提案の収益保証条件は、(1)売上合計額の0・85%(2)最低収益保証額三億七千万円−で、(1)(2)のうち、多い方の金額を県に拠出する。県の最近五年間の主催競輪収益は年間一億七千万−四億七千万円だった。


 県は撤退する自治体から清算金をいっぱいせしめていますし、なにげにおいしいことになっています。日本トーターはそもそも公営競技関連企業というしがらみがありますので多少の赤字では撤退できないでしょうから、埼玉の競輪はしばらくは安泰ということになりましょうか。それも日本トーターの頑張りしだいではありますが。

二場の現従業員の継続雇用も条件」としている。


 この辺の労働問題、小倉でも揉めに揉めましたが、埼玉が継続雇用となった背景にはこんな話があったとか。↓

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